3 失敗だと分かっていても、読書することによって知識の量がふえるから
4 いろいろな本を読むことで、くだらない本でも面白く感じるようになるから
問3 「そういう類の本」とはどんな本か。
1 面白さを発見するために読む本
2 何度読んでも、面白さを発見する本
3 第一印象とは違う面白さを持つ本
4 面白くなくても読み続けなければならない本
問4 この文章のまとめとして最も適当なものはどれか。
1 つまらない本を読み続けても、面白くなるとはかぎらない。
2 買った本を何度も読めば、その価値が分かるようになるはずだ。
3 読書の面白さを知るためには、まず本を買って身近に置くことだ。
4 本の面白さは年齢によって変わるので、小学生からの読書が大切だ。
(2)大学の講義やゼミセールの場を通し、折にふれ、私は学生諸君に向かって、「せっかく大学に入ったのだから、一つでも多く知的感動を味わい、学問を楽しんでほしい」と語りかけている。
しかし、現状を見ていると―――もとより私の力不足もあろうが―――残念ながら、こうしたメッセージが若い諸君の心に十分、伝わっているとはいい難い。彼らのほとんどにとって楽しみの対象といえば、サークル活動やスポーツ、音楽、映画、漫画、あるいはさまざまなレジャーであり、それらはいずれも学問とは距離を置いたところにあるからである。
、私が日々接している学生諸君について言えば、彼らの多くは決して学業をおろそかにしているわけではない。彼らはそれなりに勉強し、高い学力を持っていることは間違いない。
こう書くといささか矛盾めくように聞こえるかもしれないが、大方の学生にとっては学問を楽しむ心の余裕を持つ以前に、まずは目先の目標を順にかたづけなければならないという“強迫観念”を先行するのであろう。具体的にいえば、単位の取得、進学、就職など実利的な目標の達成が、焦眉の急なのである。それはそれで仕方ないのであろうが、こせこせせず、もう少し精神の豊かさをもって学問を見つめ直し、大学生活を送ってもらいたいと、つい注文をつけたくなる。