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「ている」の文型の経験や記録を表す使い方です。
(12)モーツアルトは12歳のとき、オペラを作曲している。
(13)この子は5歳のときに、はしかにかかっている。
文型だけでなく、文法項目でも、初級とは違った使い方をするものがあります。例えば、使役文の使い方を見ましょう。
使役文の「人にあることをさせる」という意味の使い方以外の、思いやりや責任を感じているときの言い方です。
(14)おいしい御馳走を子供達に食べさせてやりたい。
(15)わたしの不注意で子供にけがをさせてしまった。
もう少し分かりやすくするために、もう一つ、やさしい初級の助詞を例にとって同じ形のことばのいろいろな使い方の例を見てみましょう。
(16)これは紙で作った人形です。 材料の「で」
(17)あしたA館で卒業パーテイーがあります。場所を表す「で」
(18)夫婦二人で花やを経営しています。 まとまりを表す「で」
(19)大風で木が倒れてしまいました。 原因、理由を表す「で」
この4つの文の中に出てくる「で」は文中の働きがそれぞれ違います。表面に表れている形は同じでも、文の中の働きが違うのです。中級の学習が進むにつれて、文の構造も複雑になってきますが、その文の構造と意味をしっかりとつかめば、同じ形のことばをいろいろな意味に使い分けることができるようになります。このような目でことばや文型を注意深く見ていると、分析的な力もついてきます。
4、勉強のポイント
では、このような中級文法の勉強をするときに、まとめをするためのいい方法があるでしょうか。その中の一つは、文型を使い方によって分類する方法です。これは、中級の教科書「日本語表現文型」中級1、2(築波大学日本語研究会編)において試みられています。ほかにも何かポイントがあるでしょうか。いろいろ考えられていますが、幾つかのポイントを挙げて、勉強する人の手掛かりになるように簡単に説明してみましょう。
(1)動作か、状態か
(20)兄はテレビを見ながら、ごはんを食べています。
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