日本人の結婚観
結婚(けっこん)について、日本人はどのような考えを持ってきたのだろうか。
どのように配偶者(はいぐうしゃ)を選び、どのようなプロセスで新しい家庭(かてい)が生み出されるのだろうか。
見合い結婚から恋愛結婚へ
江戸時代(17-19世紀)の結婚は、武家(ぶけ)に代表されるような、本人(ほんにん)の意思(いし)に関わりなく親族(しんせき)が決める結婚と、庶民(しょみん)のあいだの自由恋愛(じゆうれんあい)による結婚がともにあった。ところが明治時代(19世紀末以降)に入ると、階層(かいそう)を問わず、見合いによる結婚が広がった。見合いとは、結婚の意思をもって、仲人『(なこうど)あるいは(ちゅうにん)と呼ばれる仲介者』を仲介(ちゅうかい)して男女(だんじょ)が顔を合わせることをいう。結婚前に互いに顔を見ることができる点は、江戸時代の武家の例に比べると、多少(たしょう)なりとも個人(こじん)が尊重(そんちょう)されていた。しかし見合い結婚は、財(ざい)や家柄(いえがら)を含めた『家』の維持存続(いじそんぞく)を第一(だいいち)とする考えが前提(ぜんてい)となっており、本質的(ほんしつてき)には、親族(しんぞく)などの周囲(しゅうい)の者が取り決める結婚であった。配偶者選択(せんたく)の条件(じょうけん)は、何よりも家柄や家格(かかく)の釣り合いが優先(ゆうせん)され、結婚当事者(とうじしゃ)の愛情(あいじょう)や相性(あいせい)は二の次となっていた。
アンケート調査
●20歳男女の結婚観
「結婚願望」
結婚の時期については、41%の女性が「早く結婚したい」と答えています。この結果は、前年に比べると19%高くなっています。女性の結婚願望は上昇(じょうしょう)傾向(けいこう)にあるようです。
● 結婚の時期 ※()内は前年比
結婚の時期 男性 女性
「早く結婚したい」 18%(21%) 41%(22%)
「あまり早く結婚したくない」 68%(60%) 52%(66%)
「結婚はあまりしたくない」 14%(19%) 7%(12%)
● 結婚年齢の希望